当院が行っている治療
治療法解説
金属除去治療
生体に不適合な金属(以下不適合金属)が口腔内にあり唾液に晒されていると、「ガルバニック電流」と呼ばれる電気を発生させて、交感神経を緊張状態にすると同時に、毎秒不適合金属が溶け出し、金属イオンが全身に溶出、血流の悪い部位に蓄積されます。
脳であれば鬱や痴呆症等、皮膚であれば皮膚炎、関節であればリウマチ、がんでも自己免疫疾患でも、全ての問題を引き起こす可能性があります。このように歯科治療で使用する不適合金属の被せ物や詰め物も全身の健康に悪い影響を与える可能性があるのです。
腐骨除去治療(ボーンキャビティー除去治療)
抜歯した時の骨の治癒過程において、表面上は上手く治癒したようにみえても骨の中に細菌などが残ってしまう時があります。その様な場合には、骨の中に腐骨ができてしまいます。
これらがもたらす全身への影響は計り知れません。残念な事にこれらの事実は大学レベルでも殆ど知られていません。
抜歯して身体への影響が直ちに出れば分かりやすいのですが、何時出るか分からない状態なので、病気の原因として中々理解され難いという側面も持ち合わせています。府骨を無くすには、この腐骨除去手術をする以外治りません。
咬合治療
咬合は精神を安定させたり、身体の重力バランスを下顎でとってします。
咬合を正しく持っていくと、顎関節症が改善する等の当たり前の事だけではなく、上がらない手が上がったり、膝や腰の痛みが消えたり、睡眠が取れる様になったり、全身に色々な改善が見られることがあります。
根管治療(ホルマリン等薬物除去、感染除去)
根管治療とは、歯の根(根管)の中の細菌に感染した歯髄(神経)を除去したり、一度治療した根の先端が細菌感染して膿がたまってしまったところを治す治療です。以前は多くの歯科医院でホルマリン系薬剤が使われていましたが、たまたまその影響が根の中に残ってしまっていることがあります。そうするとこのホルマリンが歯以外の所で悪さをすることがあります。また、根の先に病巣ができた時には、顎の骨の中に細菌感染した層や膿の溜まった空洞ができたりするので、先ほど申し上げたボーンキャビティと同じ状況になってしまいます。その為、根の治療をしてもなかなか治らない場合には抜歯することをお勧めします。特に難病などに罹ってしまっている患者さんには第一選択肢として抜歯をお勧めしております。